いつもお世話になっております。
イノセル内野です。
今日は
「営業で売れなくなった時、どう乗り越えるか?」
について話します。
営業をやっていると、
誰しも売れなくなる時期がありますよね。
僕も経験しました。
数字が全然伸びない。
どう頑張っても成約に至らない。
そんな時期をどう乗り越えるかが、
営業としての未来を大きく左右します。
でも、復活する人たちは、
必ず共通点があることは意外と知られていません。
今日はその共通点をステップとして整理してみました。
ぜひ最後まで読んでください。
復活するステップはみーんな同じだよ
って言ったら興味ありませんか?
ステップ1:原因を「外」に求めず、自分に問う
売れなくなると、
「商品が悪い」「市場が厳しい」など
外的要因に目が行きがちです。
でも、復活する人はまず自分に問いかけます。
・自分の提案は刺さっているか?
・顧客の本当のニーズを理解しているか?
・努力が惰性になっていないか?
たとえば、僕が数字に伸び悩んでいた時、
「お客様の課題を本当に聞けているのか?」
と自問しました。
すると、表面的な話しか聞いていないことに気づきました。
口頭では課題と言っているけど、
本音ではないことしか聞き出せていなかった。
それはお客様に他へ発注した理由を
聴き続けたことからわかったことでした。
自分に非があることを認めるのは心が痛むのですが、
他責を自責にするところからしか、
復活の道はスタートしないんですよね。
そこから会話の深さが変わり、結果もついてきました。
ステップ2:業務分解をして真の原因を特定する
売れない原因が漠然としているままだと、
正しい対策を打てません。
復活する人たちは、
自分の業務を一つひとつ分解して
真の原因を特定します。
では、どうやって分解していくのか?
具体的な手順を説明します。
① 業務全体をリストアップする
まず、日々の営業活動を細かく洗い出します。
例:
・見込み客のリストアップ
・アプローチメールや電話
・商談の準備
・商談での提案
・フォローアップ
・契約手続き
これを細かく分解することで、
「どの部分に問題があるか」を
見つけやすくなります。
② 数字を基に振り返る
次に、それぞれのステップで
どれだけの成果が出ているか、数字を確認します。
例:
・アプローチした件数と返信率
・商談数と商談成立率
・提案後の反応や成約率
「どの段階でつまずいているのか」を、
データで見える化することが重要です。
③ 自分の行動を観察する
数字だけでなく、
実際の行動ややり方も振り返ります。
例:
・アプローチメールの内容が簡潔で伝わりやすいか?
・商談時の提案が顧客の課題に直結しているか?
・フォローアップが迅速か 丁寧にできているか?
自分の行動を細かく振り返ると、
「改善点」が見えてきます。
一つで多くのことを解決できると考える人が多いのですが、
正しい姿は1課題を1つずつ解決することです。
④ お客様の声を分析する
営業での課題は、
実はお客様が教えてくれていることが多いです。
・商談中に出た「断り文句」や質問
・提案に対する具体的な反応
・契約に至らなかった理由
たとえば、
「もう少し考えます」と言われた場合、
提案内容に説得力が欠けている可能性があります。
ここを掘り下げると、
新しいヒントが得られます。
⑤ 問題を一つに絞る
最後に、洗い出した原因から、
「一番大きな問題」に絞り込みます。
仮説で構いません。
例:
・リストアップが甘く、ターゲットがズレている
・提案資料が具体性に欠けている
・フォローアップが遅く信頼を損ねている
絞り込んだ問題に集中して取り組むことで、
改善スピードが加速します。
僕の体験談ですが、
僕自身も、以前売れない時期にこの方法を試しました。
商談の振り返りをすると、
商談からの成約率が低かったんです。
プレゼン中と相手に刺さることが少ない。
その原因が、
「お客様の課題を深掘りできていない」
ことでした。
そこで、質問力を鍛えよう決意。
先輩の上手い質問や本から得た深く掘り下げる
ための質問集などを作り、暗記しました。
そして、ヒアリングが上手い先輩の商談を観察し、
メモしまくりましたね。
で、ロープレを上司に毎日お願いしました。
そんな行動を重ねた結果、商談の質が上がり、
その後の成約数が急増しました。
業務分解をして原因を特定することは、
復活への最初の大きな一歩です。
焦らず一つずつ取り組む。これが原則。
ステップ3:小さな成功体験を積み重ねる
原因が特定できたら、
復活への次のステップは、
「小さな成功体験」を積むことです。
・初回提案の質を上げる
・1件でも面談を増やす
・一つずつ問題を解決する
大きな成果を狙いすぎると、
かえってプレッシャーになります。
だから、まずは小さな一歩を
確実に進めることが大事です。
僕も以前、1回の商談で信頼関係を作ろうと
焦って空回りした時期がありました。
でも、「まずお客様に笑ってもらう」という
小さな目標に切り替えたら、
次の商談に繋がる率が一気に上がりました。
ステップ4:信頼できる人に相談する
一人で悩むと、視野が狭くなりがちです。
復活する人たちは、
信頼できる人に相談します。
上司、同僚、外部のメンターなど、
新しい視点をもらえる相手を頼るんです。
僕も売れなかった時、
当時の上司に「提案の仕方」を見直してもらいました。
そのアドバイスがきっかけで提案内容を変え、
劇的に成約率が上がりました。
ステップ5:初心に戻る
売れる時期が続くと、
「当たり前」に慣れてしまうことがあります。
でも、復活する人は初心に戻ります。
・なぜ営業を始めたのか?
・お客様に提供したい価値は何か?
自分の原点を見つめ直すことで、
「どう行動すべきか」が明確になります。
僕自身、売れなくなった時に
「営業って面白いな」と思えたのは、
初心を思い出したからです。
ステップ6:行動を止めない
最後に大事なのは、行動を止めないこと。
売れない時期ほど、行動するのが怖くなります。
でも、止まったら成長も止まります。
一歩でも半歩でも、
とにかく動き続けることが復活への近道です。
今日のまとめ
1. 原因を自分に問う
2. 業務を分解して原因を特定する
3. 小さな成功を積む
4. 信頼できる人に相談する
5. 初心に戻る
6. 行動を止めない
売れなくなる時期は必ず来ます。
でも、それは「次に伸びる準備期間」です。
みなさんも、もし今が苦しい時期なら、
ぜひこのステップを試してみてください。
いつも最後までご覧頂き、ありがとうございます!