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パワハラで左遷されました

パワハラで左遷されました

いつもお世話になっております。
イノセル内野です。

件名にある話は私のことではなく、
ある知り合いの大手企業で実際に
起こったエピソードです。

新卒へのパワハラ発言が理由で、
部下を持つことが一生許されない
立場に降格された人の話。

その内容を聞いたら、
なかなかにえぐいなと…

それは、営業最終日のことでした。
チームも個人も目標未達のメンバー
が、手も動かさず雑談をだらだら
続けていました。

営業リーダーが、その様子を
見かねて、

「しゃべる暇があるなら1件でも
 見込み先に電話しろ!
 月末に未達で終わるのは脱税者
 と同じだぞ!!!」

と激昂して、部下を叱責したんです。

この発言が問題となりました。

この指摘を受けたメンバーが、
後日、人事へパワハラだと訴えました。
訴えの理由は、

・皆の前で大声でバカにされた
・脱税者という犯罪者のような言われ方で
 名誉毀損に近い
・怒鳴られて恐怖を感じた

そんな訴え。

昔はこのくらいの発言は、普通に
言われてましたけどね、、、。

むしろ、こういうことを率直に言える
人は会社にとって、最近はとても
大事な存在だと思います。

※脱税者という表現がどうかは置いといて。

今の時代、上司が部下の指導に
ビクビクすることが多くなる世の中
になってきました。

最近は部下にフィードバックするのが
怖いという相談も増えています。

フィードバックをされない部下は、
成長機会を奪われているんですけどね…。

また、上司も密告されることを恐れて
保身のために何も言えなくなる悪循環。

部下の人生よりも私の人生が大事だよ
って。

そんな人たちが増える仕組みになって
いる気がします。

さっきの先輩の発言は営業として、
部下に大切な営業マインドをつけさせたい
という愛のある、そして勇気のある発言
かもしれないんです。

でも、
結論は降格で左遷人事です。

メンバーの訴えの中にあった、
その発言内容と状況の事実が経営会議に
吸い上げられ、×とジャッジされ
発言者に大きな×がついてしまった。

うーん、可哀想すぎる。

上司も部下も。

部下が可哀想な理由は、そういうことが
まかり通ると勘違いすると、実力がつかない
リスクを抱えることと、自分の真の課題に
向き合う機会がなくなり、価値のない大人に
成り下がり、結局のところ、将来、自分が
一番困るからです。

この叱った上司との間に信頼関係があれば、
こういう反応にはならなかったんでしょう
けど、言った方の裏の意図を推察する力は
部下側もつけるべきだと私は思います。

24歳の時、

「達成しないで終わるなら死んでいいよ」
「何回、同じこと教えりゃいいんだバカ」
「売れるまで帰ってくるな」

とか昭和のドラマで出てきそうなセリフを
リアルに吐かれていました。

なんか、いい表現が浮かびませんが、
部下にビクビクする世の中に
変わってきてるのって社会の仕組みが
歪んでいて怖いなーって感じてます。

ブラック企業ならぬ、
ブラック社員をたくさん生み出して
しまう社会構造というか。

誰も得しないんですけどね。

起業してから、
圧倒的に経済的成功を収めている
起業家や富裕層、高年収サラリーマン
との接点が増えて、彼らの実態が
わかってきました。

そこで、確信したことがあります。

「大きな成長を遂げた人で修羅場を
乗り越えていない人はいない」

っていう紛れもない真実です。

・理不尽に立ち向かいメンタルが強くなった
・罵倒され悔しさを味わい奮起し、成長した
・数字が未達でひどい扱いを受けたことで、  
 自分で考え抜き、圧倒的な業績を出した
・目標が常識の範疇を超えているけど、
 今では常識レベルが上がって感謝している

などなど

こんな事例はたくさんあるんです。
そして当時の闇の経験が、将来に宝物
のようなエピソードに変化することって
多いんです。

さっきの、上司を密告したメンバーは、
将来その事実を誇らしい物語として
後輩に伝えられるでしょうか?

無理でしょ。

修羅場を乗り越えた人は、
人生の選択肢がどんどん増えていきます。
何が正しいか?
なんて、結構社会ではどうでもいいこと
が多い。

正しくない理不尽な言われ方だとしても
自分の至らないところを指摘してくれる
上司は成長促進剤のようなもの。
下手な言い方をされて、ムカついても、
その怒りの動機で人は大きく変われる
こともあるんです。

そんな人が世間からいなくなっている今、
自分でムチを打ち、自分を厳しくすること
の必要性が上がっています。

今の心地よさにつかり、成長から目を背け、
ワークライフバランス信者になったら、
将来ワークとライフを共に失うのは
自分ですから、周りの風潮に惑わされないで
と声を大にして言いたい。

とはいえ、社会は変わっています。
上司も進化せねばなりません。

それが前述したような事例を防ぐ
「○○ハラスメント」を回避の対話力です。

そのうちの手段として

コーチング

があります。

実は私も、コーチング技術をつけなければ
と思い、昔、資格をとったんです。

あの松下幸之助さん創設者のPHP研究所が
主催している、ビジネスコーチというもの
で、中級コーチの資格を持っています。

コーチングって何?

という方もいるかもしれないので補足すると
私が資格を取得したコーチングの定義
は以下です。

『上司・先輩が、部下・後輩との信頼関係の
もとに、現実的で具体的かつ達成可能な
目標を設定し、その達成に向けて、
問題解決や技能習得、行動を促進するための
コミュニケーション・スキルです。』

このコーチング講座、マネジメントで数字と
人を動かすことに悩んでいる人にとっては
とても素晴らしい研修なんで、
めっちゃおすすめです。 

※PHP研究所 ビジネスコーチング
 ベーシックコースと検索してみてください

本来の力を十分に発揮していくこと
を目的としていて、多くの心理学や実績に
基づいて設計され、大企業をはじめ様々な
会社に導入されています。

ビジネスコーチングは、私の
コミュケーションに革命が起こる
学びでした。
これからの時代、勉強するとリターンの
大きい有効な技術だと思います。
先の例に出てきた上司もコーチングを使え
たら左遷の道は回避できたであろうに。

しかし、、、

コーチングには使ってはいけない人と
タイミングがあるので、それを今日は
お話しします。

まずは使ってはいけない人は誰か?
それは、、、

初心者

に対してです。
あなたのビジネスにおける初心者という
意味。

サッカーでルールを知らない新入生に、
「どうやれば、ゲームに勝てると思う?」
という質問をするようなもの。

時間の無駄ですよね?

初心者に対する対話スタイルは、完全に
コンサルティング(ティーチング)
を推奨します。

1.ティーチング
○○をいつまでに△△な状態にしてください。

2.実践の結果を見る

3.フィードバック

の繰り返し。
もう少し丁寧にやるとすれば、
こんな感じかな。

例えば、サッカーのリフティングを
覚えてもらう手順を説明すると、

1.見本を見せる:リフティングってのは
こういう風にやりますとやってみせる

2.コツを伝える:足の甲に当てるのがコツ。
そして視線をはなさないのがポイントです。

3.実践:やらせる↔︎フィードバック

4.テスト設定:
リフティングを30回、3日後の18時まで
できるようにしてください。

5.テスト
30回リフティングできるか?

こういうイメージ。
ビジネスでもこのフローを踏めばできるよう
になること増やせると思いませんか?
初心者には徹底的に実践とフィードバック
が大事だということです。

次にコーチングを使ってはいけない
タイミングです。

それが

「上司が正解と不正解がわかっている時」

で、話を聞く相手がその正解と
不正解を知らない時です。

また、その前提とは、求める結果を
出させられると話し手サイドが
確信していることが重要です。

バスケ漫画のスラムダンクで、桜木花道が
入部したての時。

常にドリブル練習しかさせてもらえなくて
イライラしていました。

でも、バスケの試合ではドリブルが
できるようにならないと何もできないので、
まずはドリブルを覚えさせるのは正解です。

そして、練習方法の正解は、必要なドリブル
パターンを反復させることです。

ここはつまらないし、辛い。。。でも、
やり抜いたらいつのまにかできた!

試合でドリブルができて、
手ごたえを感じる花道。
初めて嬉しそうな顔をするってシーン
ありましたよね?

※スラムダンク読者でない方すみません…

このように、本人が嫌がっても、
ドリブルができるようにやらせ続ける、
これが部下を成長へ導く
上司の理想対応です。

今日は話があちらこちらに行った感が
ありますが、最後までご覧いただき、
ありがとうございます!!
引き続き、よろしくお願いします。

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